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NLP … 目標を達成のための4つの段階

1、目標をはっきりさせる

目標なくしては、いかなる行動も無駄になってしまいます。
行動は基準や尺度に照らしてこそ、成功をおさめたり価値を持ったり
するのです。

もし、あなたが、自分の行き先を知らなかったら、
どこへ行こうと同じことになってしまいます。

重要なことは、
この生来の目標達成の傾向をはっきりと認識することであり、
それまでは明確でなく意識されていなかったあなたの望みをはっきりさせることです。

何でもかまいませんが、あなたの望みをはっきりさせて下さい。

そうすれば、目的を目ざすという本能を意識的に利用することができるようになるのです。

目的を目ざすという本能を意識的に利用することができるようになる。

目標を固めることは、達成のための普遍的なプロセスの一部です。
このシンプルな原理に従えば、職場でもプライベートな場合でも、
行くべき方向を失っている同輩達の多くに、大きく差をつけることができるでしょう。


2、何かをしなさい

実際問題として、目標を目指す動機がどれほど強くても、
行動しなければ結果は得られません。

どれほど、目標が壮大なものであっても、夢見ているだけでの人と
実際に達成した人との間には、大きな違いがあります。

目標をより適切に設定することができれば、
あなたが選択する行動は結果を得るための最良のものとなり、
効果的に行動できる確率が高くなるのです。

あなたの行動は、すぐに、結果につながらないかもしれません。
ちょうど、ミサイルが発射されたとき、目標から少々ずれているように。

しかし、まずは、だいたいの正しい方向に向いていればよいのです。

発射しさえすればフィードバックシステムが機能して、最終的な目標へと
到達できるようになります。

私達はどちらかの方向に出発しなければなりません。
私達は、行動しなければならないのです。

失敗は、積極的な行動の中で、当然起こるものとして受け止めなければ
なりません。

私達が行動すればするほど、私達は最終的な成功につながる
「フィードバックの機会」をより多く得ることが出来るのです。

単純なメッセージですが、
まず、何かをせよ!ということです。


3、何が起こるかに気を配りなさい

何が起こるかに注意を払うことにより、自分が実際に起こって欲しいと
期待している目標からどれほど外れているかはっきりさせることができます。

起こってほしいと期待したことが本当に起こっているだろうか。
これを確認することによって、軌道修正の機会が得られるのです。

NLPで強調される重要なポイントは、「感覚の鋭敏さ」です。
つまり、視覚、聴覚、触覚などにより、すべての行動の結果に注意を払う能力です。
観察が鋭ければ鋭いほど、さまざまな微妙な変化に気付き、
多くの可能性を検討できるようになります。

周囲の状況に注意を払い、自分の感覚を使いこなすことが大事です。


4、柔軟でありなさい

感覚能力を駆使して進捗状況をチェックした結果、
行動方針を変えなければならなくなるかもしれません。
ふつうは、「何度も、何度もやってみなさい」と言われますが、NLPのアプローチは
「最初にうまくいなかなかったら、別のことをやってみなさい」ということです。

別の言い方をすれば、
「もし、あなたがいつもしているとおりにするならば、あなたはいつも同じ結果を得るでしょう。いま、やっていることがうまくいかないのならば、何か違うことをしなさい」ということです。

部下を持つ人のためのNLP 困った部下とつきあうために、いやな上司にならないために
(ハリー・アルダー著 酒井一夫・尾川丈一・高橋慶治・七瀬凛訳 東京図書)

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